【ダイソー・セリア】100均ダンベルから始まった筋トレ革命 – ダイソー550円商品が変えた中年男性の健康意識と家族の絆

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100均ダンベルから始まった筋トレ革命 - ダイソ

2020年4月、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う最初の緊急事態宣言が発令された時、私は42歳のサラリーマンとして在宅勤務という未知の働き方に突入しました。通勤がなくなり、外出自粛が求められる中で、体重は78kgから83kgまで増加し、階段を上るだけで息切れするような体力の衰えを痛感していました。

「このままではまずい」という危機感を抱きながらも、ジムは休業、外でのランニングも人目が気になるという状況で、自宅でできる運動方法を模索していました。そんな時、買い物ついでに立ち寄ったダイソーで偶然目にしたのが、550円のダンベルでした。

「たかが100均のダンベル」という軽い気持ちで購入したこの商品が、その後2年半にわたって私の生活を根本から変え、家族全体の健康意識を向上させ、さらには人生観にまで影響を与える重要な転機となるとは、当時の私には想像もできませんでした。中年期に入って運動から遠ざかっていた一人の男性が、たった550円の投資から始めて、どのように健康を取り戻し、家族との絆を深め、新しい自分を発見していったのか、その詳細な軌跡を振り返ってみたいと思います。

セリア ダンベル
目次

緊急事態宣言下での運動不足と体調悪化

2020年春の緊急事態宣言発令時、私の生活は一変しました。毎日片道1時間の通勤がなくなり、客先への訪問営業も全面的にオンライン会議に切り替わりました。一見すると時間的な余裕が生まれたように思えましたが、実際には座りっぱなしの時間が大幅に増加し、日常的な身体活動量が激減していました。

在宅勤務開始から1ヶ月が経過した5月初旬、体重計に乗って愕然としました。78kgだった体重が83kgまで増加しており、腹囲も85cmから91cmに拡大していました。妻からは「最近お腹が出てきたんじゃない?」と心配され、小学3年生の息子からは「パパ、お相撲さんみたい」と無邀さに指摘される始末でした。

体重増加以上に深刻だったのは、体力の著しい低下でした。自宅マンションの4階まで階段で上がると息切れが激しく、休憩なしでは到達できないほどでした。また、集中力の低下も顕著で、午後の会議では居眠りしそうになることが多々ありました。夜は寝つきが悪く、朝は起床時の倦怠感が強く、明らかに健康状態が悪化していることを実感していました。

妻と相談した結果、何らかの運動習慣を取り入れる必要があるという結論に至りました。しかし、当時はフィットネスジムは休業中、公園でのランニングも密集を避ける観点から推奨されていない状況でした。「自宅でできる運動」という限られた選択肢の中で、筋力トレーニングが最も現実的だと判断しました。

インターネットで「自宅 筋トレ 器具」と検索すると、様々な商品が表示されましたが、本格的なダンベルセットは数万円と高額で、狭いマンション住まいの我が家には現実的ではありませんでした。「まずは軽く始めてみよう」という気持ちで、近所のダイソーを訪れることにしました。

daiso ダンベル

ダイソーダンベルとの出会いと最初の印象

2020年5月中旬、家族の日用品を購入するためにダイソーを訪れた際、スポーツ・レジャー用品のコーナーで偶然ダンベルを発見しました。「1kg」と表示されたダンベルが550円で販売されており、「こんな軽いもので効果があるのか?」という疑問を抱きながらも、とりあえず試してみることにしました。

商品の外観は、黒とグレーのシンプルなデザインで、長さ約30cm、重量1kgと記載されていました。材質はプラスチック製で、中に砂のような重りが入っているようでした。握り部分には滑り止めの加工が施されており、思っていたよりもしっかりとした作りでした。価格を考えれば十分な品質だと感じました。

「1kgでは軽すぎるかもしれない」と考え、念のため2本購入しました。合計1,100円という投資額は、本格的なフィットネス器具と比較すれば圧倒的に安価で、「失敗してもそれほど痛くない」という気軽さがありました。

帰宅後、早速開封して手に取ってみました。重量は確かに1kgで、女性や高齢者、運動初心者には適切な重さだと感じました。42歳で運動から長期間遠ざかっていた私にとっても、「まずはこれから始めよう」と思える重量でした。握り心地も悪くなく、手に馴染む感覚がありました。

妻と息子にも見せてみると、妻は「これなら私でも使えそう」と興味を示し、息子は「僕も筋肉ムキムキになる!」と張り切っていました。家族全員で使える器具として、期待以上の反応を得ることができました。

100均ダンベルから始まった筋トレ革命

初回トレーニングと予想外の効果

購入翌日の夜、リビングで初めてダンベルを使ったトレーニングを行いました。YouTubeで「ダンベル 初心者 トレーニング」と検索し、基本的な動作を学習してから開始しました。メニューは、ダンベルカール(上腕二頭筋)、ショルダープレス(肩)、ダンベルフライ(胸筋)の3種目を、それぞれ10回×3セットで行いました。

「1kgでは物足りないだろう」と予想していましたが、実際にやってみると想像以上にきつく感じました。特に3セット目になると、確実に筋肉の疲労を感じ、「これでも十分効果がありそうだ」という手応えを得ました。約20年ぶりに行う筋力トレーニングは、思っていた以上に体に負荷をかけており、翌日は軽い筋肉痛を感じました。

最も驚いたのは、トレーニング直後の爽快感でした。適度な疲労感とともに、血行が良くなったような温かい感覚があり、その夜はぐっすりと眠ることができました。また、「自分でも運動できた」という達成感が、久しぶりに感じる充実感をもたらしてくれました。

息子も隣で真似をしながら一緒にトレーニングを行い、「パパと一緒に筋肉つけよう!」と盛り上がりました。妻は「お疲れ様」とタオルを渡してくれ、家族全体で私の運動再開を応援してくれている雰囲気を感じました。この家族の反応が、継続的なトレーニングへの大きなモチベーションとなりました。

1ヶ月間の継続とトレーニングメニューの進化

ダンベルトレーニングを開始してから1ヶ月間、週3回のペースで継続しました。当初の3種目から徐々にメニューを拡大し、ランジ(太もも)、ダンベルロウ(背中)、トライセプスエクステンション(上腕三頭筋)を追加しました。1回のトレーニング時間は30分程度で、忙しい平日でも無理なく続けられる時間設定でした。

3週目頃から、明らかな変化を実感できるようになりました。まず、階段を上る際の息切れが軽減され、4階まで一気に上がれるようになりました。また、デスクワーク中の姿勢も改善され、肩こりや腰痛が軽減されました。体重は83kgから81kgに減少し、見た目にも少しシャープになったような気がしました。

しかし、1ヶ月が経過する頃には、1kgのダンベルでは物足りなさを感じるようになりました。同じ回数・セット数でも筋肉への刺激が少なくなり、「もう少し重い重量でトレーニングしたい」という欲求が生まれました。そこで、ダイソーで2kg版のダンベルがあるかを確認しに行くことにしました。

残念ながら、当時のダイソーには1kgより重いダンベルは置いていませんでした。しかし、店員さんに相談したところ、「2本のダンベルを片手で持てば2kgになります」というアドバイスをもらいました。確かにその通りでしたが、2本を片手で持つのは握りにくく、現実的ではありませんでした。

そこで考えたのが、「水を入れたペットボトル」との併用でした。500mlのペットボトルに水を入れれば約500g、ダンベル(1kg)と組み合わせれば1.5kgとして使用できます。この工夫により、段階的に負荷を上げることができるようになりました。

100均ダンベルから始まった筋トレ革命

家族への影響と共同トレーニングの開始

私がダンベルトレーニングを続けて2ヶ月が経過した頃、家族にも大きな変化が現れ始めました。最初は「パパが頑張ってる」程度の認識だった妻と息子も、私の体調改善や体型変化を目の当たりにして、自分たちも運動に興味を持つようになりました。

妻(当時38歳)は、産後の体型戻しと運動不足解消を目的に、私のトレーニング時間に合わせて参加するようになりました。「1kgなら私にもできそう」ということで、もう1セット(2本)のダンベルをダイソーで追加購入しました。妻のトレーニングメニューは、私よりも軽めに設定し、二の腕引き締め効果のあるダンベルカールや、肩周りのシェイプアップに効果的なサイドレイズを中心に構成しました。

息子(小学3年生)は、本格的なトレーニングは難しいものの、軽いダンベル体操や準備運動に参加することで、運動習慣を身に着ける良い機会となりました。子ども用として、500mlペットボトルに水を半分程度入れた即席ダンベル(約250g)を作成し、家族揃ってのトレーニングタイムが実現しました。

平日の夜8時から8時半が「我が家のトレーニングタイム」として定着しました。リビングにヨガマット(これもダイソーで550円で購入)を敷き、家族3人でそれぞれのペースでトレーニングを行いました。息子は途中で飽きることもありましたが、「家族一緒の時間」として楽しんでいるようでした。

この共同トレーニングの効果は、運動面だけでなく家族の絆深化にも及びました。お互いの努力を間近で見ることで、励まし合い、支え合う関係性が強化されました。妻からは「一緒に汗を流すって、こんなに気持ちいいものなのね」という感想があり、息子は学校で「うちは家族みんなで筋トレしてるんだ!」と自慢していました。

食生活の改善と総合的な健康管理

ダンベルトレーニングを継続する中で、運動だけでなく食生活の重要性も強く意識するようになりました。「せっかく運動しているのだから、食事も見直そう」という気持ちが自然に生まれ、家族全体で食生活の改善に取り組むことになりました。

まず着手したのは、タンパク質摂取量の増加でした。筋トレ効果を最大化するため、鶏胸肉、卵、豆類、魚類を意識的に多く摂取するようにしました。妻が栄養について調べ、「筋トレ後30分以内のタンパク質摂取が効果的」という情報を見つけてきて、トレーニング後にゆで卵や豆乳を摂取する習慣を始めました。

同時に、炭水化物の摂取タイミングも調整しました。夜のトレーニング後は炭水化物を控えめにし、朝食でしっかりと摂取するパターンに変更しました。また、間食も見直し、スナック菓子を減らしてナッツ類や果物に変更しました。

水分摂取量の増加も意識しました。トレーニングによる発汗と代謝向上を考慮し、1日2リットル以上の水分摂取を目標に設定しました。家族全員でウォーターボトルを持ち歩き、こまめな水分補給を心がけました。

これらの食生活改善により、トレーニング効果がさらに向上しました。体重は81kgから78kg(元の体重)まで戻り、さらに75kgまで減少しました。体脂肪率も23%から18%まで改善され、明らかに体が引き締まってきました。

妻も3ヶ月で2kg減量に成功し、「産後体型からようやく脱却できた」と喜んでいました。息子は成長期ということもあり体重は増加しましたが、筋力向上と運動能力の向上が顕著に見られ、学校の体力測定でも好成績を収めました。

100均ダンベルから始まった筋トレ革命

器具の進化と投資対効果の検証

ダンベルトレーニング開始から6ヶ月が経過した2020年11月頃、1kgダンベルでは明らかに負荷が不足するようになりました。筋力が向上し、より高い負荷でのトレーニングが必要になったのです。しかし、ダイソーでは依然として1kg版しか取り扱っておらず、重量アップの方法を検討する必要がありました。

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最初に試したのは、複数のダンベルを組み合わせる方法でした。1kgダンベル2本をテープで固定し、2kgダンベルとして使用しました。しかし、バランスが悪く、グリップも不安定で、安全性に問題がありました。この方法は数回試した後、断念しました。

次に検討したのは、ダンベル以外の100均グッズとの組み合わせでした。ダイソーで販売されている「トレーニングチューブ」(330円)と「バランスボール」(550円)を追加購入し、トレーニングメニューの幅を広げることにしました。これにより、ダンベルだけでは鍛えにくい筋肉部位もカバーできるようになりました。

6ヶ月間で100均フィットネス用品に投資した総額を計算してみました。ダンベル1kg×4本(2,200円)、ヨガマット×2枚(1,100円)、トレーニングチューブ×2本(660円)、バランスボール×1個(550円)、合計4,510円でした。

一方、この投資によって得られた効果を金額に換算すると驚くべき結果が見えてきました。まず、健康診断の数値改善により、生命保険料の割引対象となり年間約5,000円の節約効果がありました。また、風邪をひく頻度が激減し、医療費と薬代で年間約8,000円の削減効果がありました。さらに、体調不良による有給取得が不要になったことで、有給を計画的な休暇に活用できるようになりました。

精神面での効果も大きく、ストレス発散によって外食やお酒の頻度が減り、月平均約3,000円の節約につながりました。総合的に見ると、年間約40,000円以上の直接・間接的な経済効果があったと推算され、4,510円の投資に対して約9倍のリターンが得られた計算になります。

職場での変化と同僚への影響

ダンベルトレーニングを継続して8ヶ月が経過した2021年1月頃から、職場での反応にも変化が現れ始めました。体型の変化と体調改善により、同僚から「最近痩せました?」「なんか元気になりましたね」という声をかけられることが増えました。

特に印象的だったのは、直属の上司(50代男性)からの反応でした。「君、最近顔色が良いし、午後の会議でも集中力が続いているね。何か特別なことをやっているの?」と質問され、100均ダンベルでのトレーニングについて詳しく説明しました。上司は最初「100均のダンベル?」と半信半疑でしたが、私の変化を目の当たりにして興味を示すようになりました。

この話が部署内で話題となり、「100均フィットネス」として注目されるようになりました。在宅勤務による運動不足に悩む同僚が多く、「手軽に始められる」「初期投資が少ない」「自宅でできる」という100均ダンベルの特徴が、まさに彼らのニーズにマッチしていました。

同僚の山田さん(45歳)は、私の紹介で100均ダンベルを購入し、3ヶ月後には「本当に効果があります!妻からも『引き締まった』と言われました」と報告してくれました。また、女性の同僚である田中さん(32歳)も、産後の体型戻しに100均ダンベルを活用し、「ジムに通う時間がない私にはピッタリでした」と感謝されました。

部署内で「100均フィットネス部」という非公式なグループが形成され、お互いの進捗報告やトレーニングメニューの情報交換を行うようになりました。昼休みには、オフィスの空いているスペースで簡単なストレッチを一緒に行うこともありました。

このような職場での変化により、私自身のコミュニケーション能力も向上しました。健康というポジティブな話題を通じて同僚との関係が深まり、仕事面でも協力し合える雰囲気が生まれました。また、「健康管理ができる人」という評価を得ることで、自己管理能力への信頼も高まりました。

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