手作りのぬいぐるみに挑戦してみたいけれど、材料費が心配…そんな方におすすめなのが、100円ショップcandoで販売されている「ぬいの素」です。この商品を使えば、手軽にオリジナルのぬいぐるみを作ることができます。今回は、ぬいの素の特徴から作り方まで、詳しく解説していきます。

目次
candoの「ぬいの素」とは?
商品の特徴
「ぬいの素」は、ぬいぐるみ作りに必要な基本材料がセットになった便利な商品です。主な内容物は以下の通りです:
- フェルト生地:様々な色が用意されており、基本的な動物の形を作るのに十分な量
- 綿(わた):ぬいぐるみの中に詰める柔らかい綿
- 刺繍糸:縫い合わせや顔のパーツ作りに使用
- 型紙:初心者でも簡単に作れるよう、基本的な動物の型紙が付属
- 針:フェルト用の太めの針
カラーバリエーション
candoでは以下のような色展開があります:
- ブラウン系(くま、犬など)
- グレー系(ゾウ、猫など)
- ピンク系(ぶた、うさぎなど)
- ホワイト系(しろくま、羊など)
必要な追加道具
「ぬいの素」だけでも基本的な制作は可能ですが、以下の道具があるとより作業がしやすくなります:
基本道具
- はさみ:布用と紙用を分けて使用
- チャコペン:型紙を写す際に使用(消えるタイプがおすすめ)
- 待ち針:生地を固定する際に便利
- 定規:正確な寸法で作業するため
あると便利な道具
- 手芸用ボンド:細かいパーツの接着に
- 目玉ボタン:より立体的な表情を作りたい場合
- リボンやレース:装飾用
- ペンチ:針を引き抜く際に便利
基本的な作り方
ステップ1:デザインを決める
まずは作りたいぬいぐるみのデザインを決めましょう。付属の型紙を参考にしながら、オリジナルの要素を加えることも可能です。
デザインのポイント:
- シンプルな形から始める
- 顔のパーツ配置を事前にスケッチ
- 色の組み合わせを考える
ステップ2:型紙を作る・写す
付属の型紙を使用するか、オリジナルの型紙を作成します。
型紙作成のコツ:
- 厚紙や段ボールに型紙を写して丈夫にする
- 縫い代を忘れずに考慮する(5mm程度)
- パーツごとに番号を振って管理
ステップ3:生地を裁断する
チャコペンで型紙の線を生地に写し、はさみで丁寧に切り取ります。
裁断のポイント:
- フェルトの毛の流れを意識する
- 左右対称のパーツは生地を重ねて一度に切る
- 小さなパーツから切り始める
ステップ4:顔のパーツを作る
目、鼻、口などの顔のパーツを刺繍で作ります。
顔作りのテクニック:
- 目の位置は左右対称に
- 鼻は立体感を出すために少し盛り上げる
- 口は表情が決まる重要なパーツ
ステップ5:パーツを縫い合わせる
各パーツを丁寧に縫い合わせていきます。
縫い方の基本:
- ブランケットステッチ:端がほつれにくく、装飾的
- たてまつり縫い:しっかりと固定したい箇所に
- 返し縫い:強度が必要な部分に使用
ステップ6:綿を詰める
形ができたら、綿を詰めて立体的にします。
綿詰めのコツ:
- 少しずつ均等に詰める
- 先端部分(手足の先など)から詰める
- 詰めすぎず、適度な柔らかさを保つ
- 竹串や編み棒を使って隅々まで詰める
ステップ7:仕上げ
最終的な調整と装飾を行います。
オリジナリティを出すアイデア
表情のバリエーション
- 笑顔:口角を上げて明るい印象に
- ウインク:片目を×印で表現
- 困った顔:八の字眉で可愛らしく
- 眠そうな顔:目を線で表現
装飾アイデア
- リボンやネクタイ:首元に巻いて上品に
- 帽子:フェルトで小さな帽子を作成
- 洋服:簡単なワンピースやTシャツ
- アクセサリー:小さなバッグや靴
色の組み合わせ
- グラデーション:同系色でまとめて上品に
- コントラスト:反対色を使って目立たせる
- パステルカラー:優しい印象を与える
- ビビッドカラー:元気で明るい印象

作品例とアレンジ方法
基本のくま
材料: ブラウン系のぬいの素 特徴: 丸い耳と優しい表情 アレンジ:
- 蝶ネクタイを付けて紳士的に
- 小さなハートを持たせてバレンタイン仕様
- 帽子をかぶせて職業テーマに
うさぎ
材料: ピンク系またはホワイト系のぬいの素 特徴: 長い耳と小さな丸い尻尾 アレンジ:
- エプロンを付けてカフェ店員風に
- お花の冠で春らしく
- ニンジンを持たせて
猫
材料: グレー系またはブラウン系のぬいの素 特徴: 三角の耳と長い尻尾 アレンジ:
- 首輪に鈴を付けて
- 魚をくわえさせて
- 座った姿勢で作る
難易度別制作ガイド
初級者向け(所要時間:2-3時間)
おすすめ作品: 基本のくま、簡単な犬 ポイント:
- 付属の型紙をそのまま使用
- 顔のパーツはシンプルに
- 装飾は最小限に
中級者向け(所要時間:4-6時間)
おすすめ作品: うさぎ、猫、ぞう ポイント:
- 型紙を少しアレンジ
- 立体的な鼻や耳に挑戦
- 簡単な洋服を追加
上級者向け(所要時間:6-8時間)
おすすめ作品: 複雑な動物、人形 ポイント:
- オリジナル型紙で制作
- 細かい装飾や表情
- 可動部分のある四肢
トラブルシューティング
よくある問題と解決法
問題:綿が偏ってしまう
- 解決法: 少しずつ均等に詰め、定期的に形を整える
問題:縫い目が汚い
- 解決法: 糸の張りを一定に保ち、針目の間隔を揃える
問題:左右が対称にならない
- 解決法: 型紙を正確に作り、裁断時に生地を重ねて切る
問題:顔のバランスが悪い
- 解決法: 刺繍前に位置を仮止めして全体を確認
問題:綿が足りない
- 解決法: 100均で追加の綿を購入、または他の詰め物で代用
完成後のケア方法
保管方法
- 直射日光を避ける:色あせ防止のため
- 湿気の少ない場所:カビ防止
- 定期的に形を整える:変形防止
- 防虫剤の使用:天然素材を守るため
お手入れ方法
- ブラシかけ:柔らかいブラシでホコリを除去
- 部分洗い:汚れた部分のみ中性洗剤で優しく洗う
- 陰干し:完全に乾燥させる
- アイロン:低温で当て布をして使用
上達のためのコツ
スキルアップ方法
- 基本を繰り返す:同じ作品を何度も作って技術を身につける
- 写真で記録:制作過程を撮影して後で振り返る
- 他の作品を参考に:本やインターネットで技法を学ぶ
- 道具にこだわる:良い道具は作品のクオリティを

