【ダイソー・セリア】100均の霧吹きが変えた私の園芸ライフ – ダイソー110円商品から始まった3年間の植物育成記録

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100均の霧吹きが変えた私の園芸ライフ - ダイソ

2021年3月、新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が続く中、私(当時29歳・マーケティング会社勤務)は慢性的な運動不足とストレスに悩まされていました。外出自粛要請により趣味だった映画鑑賞やカフェ巡りもできず、狭いワンルームマンションで過ごす毎日に閉塞感を感じていました。そんな時、友人からの何気ない一言「観葉植物でも育ててみたら?」がきっかけで、全く経験のない園芸の世界に足を踏み入れることになりました。

最初は近所のホームセンターで小さなポトスを購入し、付属していたスプレーボトルで霧吹きをしていましたが、数日で壊れてしまいました。新しいスプレーボトルを探しにホームセンターを回ったところ、園芸用の霧吹きは意外に高価で、1000円から3000円程度するものばかりでした。「たかが霧吹きにそこまでお金をかけるべきか」と悩んでいた時、日用品の買い物でたまたま立ち寄ったダイソーで見つけたのが、110円の「園芸用スプレー」でした。

「どうせ100均の商品だから、すぐに壊れるだろう」「霧の出方も悪いに違いない」と半ば諦めの気持ちで購入しましたが、この判断が結果的に私の人生を大きく変えることになりました。実際に使用してみると、予想に反して非常に使い勝手が良く、霧の細かさも申し分ありませんでした。

この「期待していなかった良い商品」との出会いが、園芸への本格的な興味を引き起こし、その後3年間で50種類以上の植物を育て、植物関連の副業を始めるまでに発展し、さらには転職のきっかけまで作ることになるとは、当時の私には想像もできませんでした。安価でありながら機能的で、長期間使用しても劣化しにくいダイソーの霧吹きは、私にとって単なる園芸道具を超えた、新しい世界への扉を開いてくれるパートナーのような存在となりました。

100均の霧吹きが変えた私の園芸ライフ
目次

コロナ禍での閉塞感と植物との出会い

2021年に入っても続くコロナ禍で、私の生活は相変わらず在宅勤務中心でした。朝起きて、同じ部屋でパソコンに向かい、昼食も同じ場所で取り、夜もその部屋で過ごすという単調な毎日に、精神的な疲労が蓄積していました。6畳ワンルームという狭い空間で一日の大半を過ごしていると、壁の小さな汚れや、家具の配置まで異常に気になるようになり、明らかにストレスが溜まっている状態でした。

それまでの私は、植物を育てることに全く興味がありませんでした。実家暮らしの頃は母が庭いじりをしていましたが、「面倒くさそう」「虫が寄ってきそう」という偏見を持っており、むしろ避けて通ってきた分野でした。一人暮らしを始めてからも、「植物は枯らしてしまいそうで可哀想」という理由で、造花すら置いていませんでした。

転機となったのは、大学時代の友人とのビデオ通話でした。3月の中旬頃、久しぶりに友人とオンラインで話していた時、友人の部屋の背景に緑豊かな植物が映っているのが気になりました。「いつから植物育てるようになったの?」と聞くと、「コロナ禍で始めたんだけど、思ったより楽しいよ。水やりとか霧吹きする時間が、すごくリラックスできる」という答えが返ってきました。

友人は私と同じようなIT系の仕事をしており、同じく在宅勤務でストレスを感じていました。「最初は全然分からなかったけど、簡単な観葉植物から始めて、今は15個くらい育ててる。部屋の空気も良くなった気がするし、何より毎日成長を見るのが楽しい」という話を聞いて、初めて「植物を育てる」ということに興味を持ちました。

その週末、散歩がてら近所のホームセンターを訪れ、観葉植物コーナーを眺めてみました。様々な種類の植物が並んでいる中で、店員さんに「初心者でも育てやすい植物」を尋ねると、ポトスを勧められました。「水やりは週に2〜3回程度で、霧吹きで葉っぱに水をかけてあげれば元気に育ちます」という説明を受け、小さなポトス(価格は680円)と、一緒に簡易的なスプレーボトルを購入しました。

帰宅後、早速ポトスを窓際に置き、付属のスプレーボトルで霧吹きをしてみました。「シュッシュッ」という音と共に細かい霧が葉っぱにかかる様子を見ていると、確かに友人が言っていた「リラックス効果」を感じることができました。緑色の葉っぱに水滴がついて、キラキラと光る様子は意外に美しく、「これは確かに癒される」と実感しました。

しかし、購入から3日後、付属のスプレーボトルが故障してしまいました。トリガーを引いても霧が出ず、分解してみると内部のパーツが破損していました。「やっぱり安物はダメか」と思いましたが、せっかく植物を育て始めたのに、霧吹きがないのは困りました。

再びホームセンターを訪れ、園芸用のスプレーボトルを探したところ、しっかりした作りの商品は1500円から3000円程度の価格でした。植物育成初心者の私にとって、霧吹きだけで3000円は高額に感じられ、「続くかどうかも分からないのに、そこまで投資すべきか」と迷いました。

そんな時、日用品の補充でダイソーを訪れた際、園芸コーナーで「園芸用スプレー」を発見しました。価格は110円と格安で、パッケージには「細かい霧で植物に優しい」「連続噴射可能」という説明がありました。正直なところ、期待はしていませんでした。「どうせ100均だから、また数日で壊れるだろう」「霧も粗くて植物に良くないかもしれない」という先入観がありました。

しかし、「110円なら失敗しても痛くない」「とりあえずのつなぎになればいい」という軽い気持ちで購入しました。この何気ない決断が、その後の私の人生を予想もしない方向に導くことになるとは、当時は全く想像していませんでした。

スプレーボトル daiso

ダイソー霧吹きとの最初の出会いと予想外の性能

ダイソーで購入した園芸用スプレーは、透明なプラスチック製で容量500ml、見た目は極めてシンプルなデザインでした。特別な装飾や高級感は一切なく、「いかにも100均商品」という印象でした。パッケージから取り出して手に持った感触も軽く、「やっぱり安っぽいな」というのが正直な第一印象でした。

しかし、実際に水を入れて使用してみると、予想を大きく覆す結果となりました。まず驚いたのは「霧の細かさ」でした。トリガーを軽く引くと、非常に細かい霧状の水が均等に噴射されました。以前使用していた付属品と比べても明らかに細かく、植物の葉に当たった時の様子も自然で優しい印象でした。

さらに印象的だったのは「連続噴射の安定性」でした。トリガーを引き続けても霧の状態が安定しており、途中で水滴に変わったり、噴射が止まったりすることがありませんでした。ポトスの葉全体にムラなく霧をかけることができ、作業効率も向上しました。

操作性についても期待以上でした。トリガーの引き心地は適度な重さがあり、軽すぎて誤作動する心配もなく、重すぎて疲れることもありませんでした。長時間使用しても手が疲れにくい設計で、「本当に110円の商品なのか?」と疑問に思うほどでした。

最初の1週間使用してみて、全くトラブルが発生しなかったため、「意外に耐久性もあるかもしれない」と期待を持つようになりました。同時期に、植物育成への関心も高まっており、ポトス以外の植物も育ててみたいと考えるようになりました。

3月末頃、再びホームセンターを訪れ、今度はアイビーとサンスベリアを購入しました。3つの植物それぞれに異なる水やり頻度が必要でしたが、ダイソーの霧吹きは全ての植物に対して安定した霧を提供してくれました。特に、サンスベリアのような多肉質の植物には、細かい霧での湿度調整が重要だということを後から学びましたが、知らず知らずのうちに適切なケアができていたことになります。

4月に入ると、植物たちが明らかに元気になってきました。ポトスは新しい葉を次々と展開し、アイビーは蔓を伸ばし始め、サンスベリアも色艶が良くなっていました。毎朝の霧吹きが日課となり、出勤前(在宅勤務の日も仕事開始前)の5分間が私にとって最も癒される時間になっていました。

この頃、ダイソーの霧吹きの優秀さを改めて実感する出来事がありました。友人が遊びに来た際、「この霧吹き、すごく細かい霧が出るね。どこのメーカー?」と質問されました。「実はダイソーで110円だった」と答えると、友人は驚愕の表情を見せました。友人が使っている1800円の園芸用スプレーと比較してみると、霧の細かさはほぼ互角で、むしろダイソー製の方が連続噴射時の安定性に優れていました。

「これはすごい発見だ」と友人も興奮し、翌日にはダイソーで同じ商品を購入していました。このことがきっかけで、私は「良い商品を見つける眼」に少し自信を持つようになりました。

セリア 霧吹き どこ

植物コレクションの拡大と霧吹きの重要性の認識

ダイソーの霧吹きの性能に満足した私は、2021年4月から本格的に植物コレクションの拡大を始めました。最初は「枯らしてしまったら可哀想」という不安が大きかったのですが、3つの植物が順調に育っている様子を見て、「もう少し挑戦してみよう」という気持ちになりました。

4月中旬に追加したのは、モンステラ、フィカス・ウンベラータ、そしてエアプランツ(チランジア)でした。特にエアプランツは土を必要とせず、霧吹きによる水分補給が主な世話になるため、霧吹きの性能が直接植物の生育に影響する種類でした。

エアプランツの育成を通じて、霧吹きの重要性を深く理解することになりました。エアプランツは週に2〜3回、全体がしっとりと濡れる程度の霧吹きが必要で、霧が粗いと根元まで水分が届かず、細かすぎると表面だけが濡れて内部に浸透しません。ダイソーの霧吹きは、この微妙なバランスを絶妙に保っており、エアプランツが見る見るうちに元気になっていきました。

5月に入ると、植物の数は10種類を超えていました。朝の霧吹き作業も15分程度かかるようになりましたが、それでもダイソーの霧吹きは全く問題なく機能し続けていました。他の安価なスプレーボトルだと、連続使用で手が疲れたり、霧が不均一になったりすることが多いのですが、この商品にはそのような問題がありませんでした。

この時期に重要な発見がありました。植物の種類によって、最適な霧吹きの方法が異なることを学んだのです。例えば、シダ類は細かい霧を頻繁に与える必要があり、多肉植物は粗めの霧を少量与える方が良いことが分かりました。ダイソーの霧吹きは、トリガーの引き方を調整することで霧の強さを変えることができ、一つの道具で様々な植物のニーズに対応できました。

6月には、より高度な植物にも挑戦しました。蘭(オーキッド)、ベゴニア、そして食虫植物のウツボカズラです。これらは特に湿度管理が重要で、霧吹きの技術が試される植物でした。特に蘭は、根腐れを防ぐため適切な水分量の調整が必要で、霧吹きの精度が生育に直結します。

ウツボカズラの育成では、ダイソー霧吹きの優秀さを改めて実感しました。ウツボカズラは葉だけでなく、捕虫袋(ピッチャー)にも適度な湿度が必要で、霧が粗いと捕虫袋が乾燥して機能しなくなります。ダイソーの霧吹きで丁寧に霧をかけることで、美しい捕虫袋を維持することができ、実際に小さな虫を捕獲する様子も観察できるようになりました。

この頃から、植物育成が単なる趣味を超えて、生活の重要な一部になっていました。朝の霧吹き時間は瞑想のような効果があり、仕事のストレスを軽減してくれました。また、植物の成長を観察することで、「生き物を育てる責任感」「継続することの大切さ」「小さな変化に気づく観察力」など、様々なことを学ぶことができました。

7月の時点で、植物の数は15種類、霧吹きの使用頻度は一日2回(朝夕)になっていました。それでもダイソーの霧吹きは全く劣化の兆候を見せず、購入から4ヶ月経っても初日と同様の性能を維持していました。「110円でこの耐久性は驚異的だ」と感心し、予備用にもう一本購入することにしました。

スプレーボトル 100yen

霧吹き技術の向上と植物育成の深化

2021年7月、植物コレクションが15種類を超えた頃から、私は霧吹きに関してより専門的な知識と技術を身につけるようになりました。インターネットで植物育成の情報を調べているうちに、霧吹き(ミスティング)が想像以上に奥深い技術であることを知ったのです。

まず学んだのは、「霧吹きのタイミング」の重要性でした。朝の霧吹きは植物が一日の活動を始める前に水分を補給する意味があり、夕方の霧吹きは日中の乾燥を回復させる効果があります。しかし、夜遅くの霧吹きは逆効果で、葉に水分が残った状態で夜を迎えると、カビや細菌の繁殖原因になることを学びました。

次に重要だったのは、「水の質」への配慮でした。水道水に含まれる塩素は植物にとって有害な場合があるため、一晩汲み置きして塩素を抜いた水を使用するようになりました。また、エアプランツなどの敏感な植物には、精製水や雨水を使用することも試しました。ダイソーの霧吹きは、どの種類の水を使用しても詰まることなく安定して機能し、水質に左右されない信頼性の高さを示していました。

8月には、より高度な技術として「部分的霧吹き」を習得しました。植物全体に均等に霧をかけるのではなく、葉の種類や部位によって霧の量を調整する技術です。例えば、新芽や若い葉には多めに、古い葉や茎には控えめに霧をかけることで、植物全体のバランスを保つことができます。ダイソーの霧吹きは、トリガーの微調整が容易で、このような細かな作業にも適していました。

この時期に挑戦したのは、「葉挿し」や「挿し木」による植物の繁殖でした。特に多肉植物の葉挿しでは、霧吹きによる湿度管理が成功の鍵となります。土の表面が乾燥しすぎず、濡れすぎない絶妙な湿度を維持する必要があり、霧吹きの技術が直接結果に現れます。ダイソーの霧吹きを使用することで、葉挿しの成功率が大幅に向上しました。

9月には、季節の変化に対応した霧吹き管理を学びました。夏場は朝夕2回の霧吹きが必要でしたが、秋に向かって気温が下がり始めると、霧吹きの頻度を調整する必要がありました。過度な水分は根腐れの原因になるため、植物の状態と気候を観察しながら、霧吹きの頻度と量を微調整していました。

この頃、近所の園芸店で「植物の病害虫予防にも霧吹きが有効」という情報を得ました。適切な湿度を維持することで、ハダニなどの害虫の発生を予防できるということでした。実際に、定期的に霧吹きをしている植物には害虫がつきにくく、ついても早期発見できることが分かりました。

10月には、植物の数が25種類に達していました。霧吹き作業も朝20分、夕方15分程度かかるようになりましたが、それでもダイソーの霧吹きは疲労感なく使用できました。園芸店で試した他社の霧吹きと比較しても、使用感に全く劣ることがありませんでした。

この時期に重要な発見がありました。植物の種類ごとに「最適な霧吹き距離」があることを学んだのです。デリケートな植物には30cm程度離れて霧をかけ、丈夫な植物には15cm程度の近距離から霧をかけると効果的でした。ダイソーの霧吹きは、どの距離からでも霧の状態が安定しており、植物に合わせた細やかな調整が可能でした。

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