【ダイソー・セリア】100均グルーガンとの出会いから愛用まで – 私の体験記

当ページのリンクには広告が含まれています。
100均 グルーガン
目次

はじめに – グルーガンとの出会い

数年前まで、私は「グルーガン」という道具の存在すら知らなかった。DIYや手芸とは無縁の生活を送っていた私にとって、接着といえばボンドやテープが全てだった。しかし、ある日娘の学校の工作で「すぐに強力に接着できる道具が欲しい」と相談されたことがきっかけで、この便利な道具と出会うことになった。

最初はホームセンターで本格的なグルーガンを購入しようと思った。しかし、価格を見て躊躇してしまった。年に数回しか使わないかもしれない道具に、数千円を投資することに抵抗があったのだ。そんな時、たまたま立ち寄った100均で「グルーガン」の文字を発見した。「まさか110円で?」と半信半疑で手に取ったのが、私と100均グルーガンとの長い付き合いの始まりだった。

初回購入時の印象と驚き

セリアで購入した最初のグルーガンは、想像していたよりもしっかりとした作りだった。パッケージを開けてみると、プラスチック製ながら適度な重量感があり、「これで本当に110円?」という驚きが正直な感想だった。グリップ部分は手にしっくりと馴染み、トリガー式の操作も直感的で分かりやすかった。

付属のグルースティックも2本入っており、すぐに使い始められる点も好印象だった。ただし、最初は「所詮100均だから、すぐに壊れるだろう」という先入観があったことは否定できない。しかし、この先入観は使い始めてすぐに覆されることになる。

初使用での感動体験

初めて電源を入れた時の緊張感を今でも覚えている。説明書を読みながら、恐る恐るコンセントに差し込んだ。温まるまでの時間は約3分程度。この待ち時間がまた、期待感を高めてくれた。

そして、初めてトリガーを引いた瞬間の感動は忘れられない。透明で熱々のグルーがスムーズに出てきて、木材同士を瞬時に接着した。ボンドでは数分から数時間かかる接着が、文字通り数秒で完了した。この瞬間、私は100均グルーガンの虜になってしまった。

娘の工作は大成功に終わり、それまで接着に苦労していた細かな部品も、グルーガンのおかげでスムーズに組み立てることができた。娘も「すごい!魔法みたい!」と大喜びで、親子で感動を共有できた貴重な体験となった。

使用頻度の増加と新たな発見

最初は年に数回の使用を予定していたグルーガンだったが、その便利さに魅了された私は、次第に様々な場面で使うようになった。

修理作業での活躍 靴底の剥がれ、プラスチック製品のひび割れ、子どものおもちゃの破損など、これまで諦めていた修理作業が簡単にできるようになった。特に印象的だったのは、愛用していたマグカップの取っ手が取れてしまった時のこと。陶器用の接着剤を買いに行こうと思っていたが、試しにグルーガンで修理してみたところ、驚くほど頑丈に接着された。それから2年以上経った今でも、そのマグカップは現役で使用している。

装飾・デコレーションへの応用 季節の装飾品作りにもグルーガンが重宝した。クリスマスリース、ハロウィンの飾り付け、子どもの誕生日パーティーの装飾など、これまで面倒だった装飾品作りが楽しい作業に変わった。特に、造花やリボン、小物類の接着には最適で、自然な仕上がりを実現できた。

100均グルーガンの限界を知る

長期間使用する中で、100均グルーガンの限界も見えてきた。

温度管理の難しさ 本格的なグルーガンと比べると、温度調整ができないため、デリケートな素材への使用には注意が必要だった。薄いプラスチックや発泡スチロールに使用した際、素材を溶かしてしまった経験もある。

連続使用時の課題 大きなプロジェクトで長時間連続使用すると、本体が過熱気味になり、グルーの出が悪くなることがあった。30分程度の連続使用が限界で、それ以上は休憩を入れる必要があった。

グルースティックの消費 使用頻度が上がると、グルースティックの消費も激しくなった。100均で追加購入できるのは便利だが、大容量パックがあればより経済的だと感じた。

2代目、3代目への買い替え体験

最初のグルーガンは約1年半で寿命を迎えた。トリガーの動きが悪くなり、グルーの出が不安定になったのだ。しかし、110円でこれだけの期間使えたことを考えると、コストパフォーマンスは十分だった。

2代目を購入する際、今度はダイソーの製品も試してみた。基本的な機能は変わらないが、若干グリップの形状が異なり、個人的にはセリアの方が手に馴染んだ。

3代目からは再びセリアに戻し、現在も愛用している。使用方法に慣れたこともあり、故障頻度は減り、現在の機体は2年以上問題なく動作している。

様々な用途での実践例

1. 家庭内修理のエキスパートに

  • 電化製品のコード管理: デスク周りのコード類をまとめる際、クリップ類の固定に使用
  • 家具の補強: 椅子の脚のガタつき防止、引き出しの取っ手の緩み防止
  • 日用品の延命: ハンガーの破損部修理、洗面用品の割れ補修

2. 創作活動の相棒

  • 子どもの工作サポート: 学校の自由研究、夏休みの工作での大活躍
  • 季節行事の準備: お正月飾り、ひな祭りの装飾、運動会の応援グッズ作り
  • プレゼントラッピング: リボンやデコレーションパーツの固定

3. 緊急時の救世主

  • 突然の破損対応: 来客前の応急修理、イベント直前のトラブル対応
  • 外出先での活躍: 車に常備し、アウトドア活動での緊急修理に使用

安全性について学んだこと

100均グルーガンを長期使用する中で、安全面での注意点も学習した。

火傷への注意 グルーは約160-180度の高温になるため、触れると即座に火傷をする。実際に一度、不注意で熱いグルーに触れてしまい、軽い火傷を負った経験がある。それ以降は、必ず水の入ったボウルを側に置き、万が一の時にすぐ冷やせるよう準備している。

換気の重要性 密閉された空間での長時間使用は避け、必ず換気を心がけている。特に冬場の暖房使用時は、空気の循環に注意を払っている。

子どもとの使用時の配慮 子どもと一緒に使用する際は、必ず大人が操作し、子どもには完成品の確認や材料の準備のみを担当してもらっている。

コストパフォーマンスの検証

3年間の使用期間を振り返って、コストを計算してみた。

初期費用: グルーガン本体 110円 × 3台 = 330円 消耗品: グルースティック 110円 × 約20回 = 2,200円 総計: 約2,530円

この金額で、数十回の修理作業、無数の工作活動、緊急時の対応を行えたことを考えると、驚異的なコストパフォーマンスだった。同等の作業をプロに依頼したり、新品を購入し直したりした場合の費用と比較すると、最低でも数万円の節約になったと推計している。

他の接着方法との比較で見えた優位性

長期使用を通じて、グルーガンと他の接着方法との違いも明確になった。

vs ボンド・接着剤

  • 乾燥時間: グルーガンの圧勝(数秒 vs 数分〜数時間)
  • 接着力: 用途により異なるが、多くの場面でグルーガンが優秀
  • 作業性: 垂れない、はみ出しにくいグルーガンが使いやすい

vs 両面テープ

  • 耐久性: グルーガンの方が長期間安定
  • 見た目: グルーガンの方が自然な仕上がり
  • 取り外し: 両面テープの方が容易(用途により一長一短)

vs ネジ・釘

  • 手軽さ: グルーガンの圧勝
  • 強度: ネジ・釘が上回る場面も多い
  • 見た目: グルーガンの方が美しい仕上がり
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
/* */
目次