100円ショップで手に入るアルファベット・ひらがな・カタカナモールドを使って、オリジナルの推しキーホルダーやMBTIキーホルダーを作ってみませんか?コストパフォーマンス抜群で、世界に一つだけの特別なアイテムが作れます。初心者でも簡単に始められる方法から、上級者向けのテクニックまで詳しく解説します。
目次
必要な材料と道具
基本材料
- アルファベット・ひらがな・カタカナモールド(100均各種)
- UVレジン液(透明・着色用)
- キーホルダー用金具
- 着色料(レジン用カラー、マニキュア、アクリル絵の具など)
装飾材料
- ラメ・グリッター
- ドライフラワー
- シール・転写シート
- マスキングテープ
- 封入パーツ(星、ハート、キャラクターパーツなど)
必要な道具
- UVライト(36W以上推奨)
- シリコンマット
- つまようじ・竹串
- ピンセット
- 手袋(ニトリル手袋推奨)
- マスク
- エンボスヒーター(気泡処理用)
100均モールドの選び方とおすすめ商品
ダイソーのおすすめモールド
- アルファベット大文字セット:推しの名前や略称作りに最適
- ひらがなセット:日本の推しキャラクターの名前に
- 数字モールド:誕生日や記念日の表現に
- 小さめサイズモールド:キーホルダーに適したサイズ
セリアのおすすめモールド
- 筆記体風アルファベット:おしゃれな仕上がりに
- カタカナセット:海外キャラクターの名前に
- 厚みのあるモールド:立体感のある仕上がり
キャンドゥの特徴
- シンプルなデザイン:初心者向け
- 均一な厚み:安定した品質
推しキーホルダーの作り方
ステップ1:デザイン設計
- 推しの名前を決める
- フルネームか略称か決定
- 文字数を確認(キーホルダーサイズに適した長さ)
- レイアウトを紙に下書き
- カラーテーマの選択
- 推しキャラクターのイメージカラー
- グラデーション効果の検討
- 透明度の調整
ステップ2:文字パーツの製作
- モールドの準備
- 中性洗剤で洗浄・乾燥
- 離型剤の塗布(必要に応じて)
- レジン液の着色
- 基本色の調合
- 少量ずつ着色料を追加
- 均一になるまで混合
- 注型作業
- レジン液をモールドに注入
- 気泡を竹串で除去
- UV照射(2-3分)
ステップ3:組み立てとデコレーション
- 文字の配置決定
- バランスの確認
- 間隔の調整
- 全体のイメージ確認
- 背景プレートの製作
- 透明レジンで土台作成
- グラデーション効果の追加
- 装飾パーツの封入
- 最終組み立て
- 文字パーツの接着
- キーホルダー金具の取り付け
- 最終UV硬化
MBTIキーホルダーの作り方
MBTI 16タイプの表現方法
分析家グループ(NT)
- INTJ(建築家):ダークブルー+シルバー
- INTP(論理学者):パープル+ゴールド
- ENTJ(指揮官):レッド+ブラック
- ENTP(討論者):オレンジ+ホワイト
外交官グループ(NF)
- INFJ(提唱者):ディープグリーン+ゴールド
- INFP(仲介者):ライトピンク+ラベンダー
- ENFJ(主人公):ブライトグリーン+イエロー
- ENFP(運動家):レインボー+ホワイト
番人グループ(SJ)
- ISTJ(管理者):ネイビー+ブラウン
- ISFJ(擁護者):ソフトブルー+ピンク
- ESTJ(幹部):マルーン+ゴールド
- ESFJ(領事):コーラルピンク+ホワイト
探検家グループ(SP)
- ISTP(巨匠):グレー+メタリック
- ISFP(冒険家):パステルグリーン+イエロー
- ESTP(起業家):ブライトレッド+ブラック
- ESFP(エンターテイナー):ビビッドピンク+ゴールド
製作プロセス
- タイプ決定とデザイン
- 自分のMBTIタイプを確認
- カラーテーマの選択
- シンボルの追加検討
- 4文字の製作
- 各文字を個別に製作
- 統一感のある色合いで調整
- サイズの均一化
- 装飾の追加
- タイプに合った装飾パーツ
- 性格特性を表現する要素
- オリジナリティの追加
カラーリング技術とテクニック
基本的な着色方法
- 単色塗り
- 均一な発色
- 初心者向け
- はっきりとした印象
- グラデーション
- 複数色の混合
- 自然な色の変化
- 上級者向けテクニック
- マーブル模様
- 2色以上を混ぜすぎない
- 自然な模様の形成
- 個性的な仕上がり
特殊効果の追加
- ラメ・グリッター
- キラキラ感の演出
- 光の反射効果
- 量の調整が重要
- パール効果
- 上品な光沢
- 角度による色の変化
- 高級感の演出
- 蛍光・畜光効果
- 暗所での発光
- 特別感の演出
- 安全性の向上
失敗しないためのコツ
よくある失敗と対策
気泡の発生
原因: 混合時の空気混入、温度差 対策:
- ゆっくりと混合
- エンボスヒーターで気泡除去
- 事前にレジンを室温に戻す
硬化不良
原因: UV照射不足、厚すぎる層 対策:
- 十分な照射時間確保
- 薄い層での重ね塗り
- 高出力UVライトの使用
色ムラ
原因: 不十分な混合、着色料の偏り 対策:
- 十分な攪拌時間
- 少量ずつの着色料追加
- 複数回に分けての注型
離型の失敗
原因: モールドの劣化、過度な硬化 対策:
- 新しいモールドの使用
- 適切な離型剤の使用
- 硬化時間の調整
作品の仕上げと保護
表面処理
- 研磨作業
- 400番→800番→1500番の順
- 水研ぎで滑らかに
- 最終仕上げにコンパウンド
- コーティング
- UVカットコーティング
- 耐候性の向上
- 光沢の維持
金具の取り付け
- 穴あけ
- ドリルでの精密穴あけ
- バリ取り作業
- サイズの確認
- 金具の選択
- ステンレス製推奨
- サビに強い素材
- デザインとの調和
作品の活用アイデア
推しキーホルダーの使い道
- バッグチャームとして
- 推し活グッズとして持参
- お守りとして携帯
- プレゼントとして配布
- SNS映えアイテムとして
MBTIキーホルダーの活用
- 自己紹介アイテムとして
- チームビルディングの道具
- プレゼント交換のアイテム
- コレクションとして
- 会話のきっかけとして
上級者向けテクニック
レイヤリング技法
- 透明度の活用
- 複数層の重ね合わせ
- 奥行き感の演出
- 立体的な表現
- 封入テクニック
- ドライフラワーやホログラムの配置
- 層ごとの硬化で位置固定
- 浮遊感のある仕上がり
- 影効果の作成
- 下層に濃い色を配置
- グラデーションで自然な影
- 立体感の強調
文字装飾の高度技術
エンボス効果
- 浮き出し文字
- 背景より文字を高く
- 触感での識別可能
- 高級感のある仕上がり
- 彫り込み風
- 文字部分を凹ませる
- コントラストの強調
- シャープな印象
複合素材の活用
- 金属パーツの組み合わせ
- 真鍮製のアルファベット
- アンティーク調の仕上げ
- 重厚感のある表現
- 布素材との組み合わせ
- レースやリボンの封入
- 柔らかな印象の演出
- 女性向けデザイン
季節限定・イベント限定デザイン
春のデザイン
- 桜のピンクでグラデーション
- 桜の花びらを封入
- 新緑グリーンでフレッシュ感
- パステルカラーで優しい印象
夏のデザイン
- 海をイメージしたブルーグラデーション
- 貝殻やサンドの封入
- ビビッドカラーで元気な印象
- クリア感で涼しげに
秋のデザイン
- 紅葉カラーの赤やオレンジ
- ドライフラワーの封入
- アンティークゴールドで落ち着いた印象
- ブラウン系で温かみ
冬のデザイン
- 雪をイメージしたホワイト
- シルバーラメでキラキラ感
- 深いブルーで冬の夜空
- クリスマスカラーの赤と緑
トラブルシューティング詳細
製作中のトラブル対処法
レジンが固まらない場合
チェックポイント:
- UV照射時間は十分か(最低2分以上)
- UVライトの出力は適切か(36W以上推奨)
- 着色料の量は適切か(レジンの5%以下)
- レジンの保存状態は良好か
対処法:
- 照射時間を延長(30秒ずつ追加)
- 薄い層に分けて再硬化
- 新しいレジン液での作り直し
文字がモールドから外れない場合
原因分析:
- 過度な硬化による収縮
- モールドの劣化
- 複雑な形状での引っかかり
対処法:
- 冷凍庫で30分冷却後に取り出し
- モールドを軽く捻って取り出し
- 爪楊枝で端から少しずつ剥がす
色が思った通りにならない場合
調整方法:
- 少量での色見本作成
- 硬化前の色確認(硬化後は若干濃くなる)
- 複数回の重ね塗りで調整
メンテナンスと長期保存
完成品のお手入れ
- 日常の清掃
- 柔らかい布での乾拭き
- 中性洗剤での軽い水洗い
- 完全乾燥後の保管
- 傷の修復
- 細かい傷は研磨で除去
- 深い傷はレジンでの補修
- 最終コーティングで保護
保存方法
- 直射日光を避ける
- UV劣化の防止
- 色褪せの予防
- 材質劣化の抑制
- 適切な温度管理
- 高温多湿を避ける
- 急激な温度変化の回避
- 安定した環境での保管
材料費とコストパフォーマンス
1個あたりのコスト計算
- モールド(100円÷使用回数20回): 5円
- UVレジン(約10ml使用): 50円
- 着色料・装飾材料: 30円
- キーホルダー金具: 20円
- 合計: 約105円/個
量産時のコストダウン
- 材料のまとめ買い
- レジン液の大容量購入
- 装飾材料のセット購入
- 金具の業務用パック
- 効率的な製作
- 同時に複数個製作
- 工程のバッチ処理
- 余ったレジンの有効活用
SNS映えする撮影テクニック
撮影環境の設定
- 自然光の活用
- 窓際での撮影
- レースカーテンでの光の拡散
- 影の調整
- 背景の選択
- 無地の背景紙
- 木目調のテーブル
- 推しキャラクターとの組み合わせ
構図のポイント
- アングルの工夫
- 真上からの俯瞰
- 45度の斜めアングル
- 手に持った状態
- 小道具の活用
- 推しグッズとの組み合わせ
- 季節の花や植物
- 関連するアイテムとのコーディネート
コミュニティとの繋がり
作品シェアの場
- SNSでの発信
- Instagram: #推しキーホルダー #レジンクラフト
- Twitter: 製作過程の実況
- TikTok: タイムラプス動画
- ハンドメイドイベント参加
- 地域のクラフトフェア
- 学園祭での出展
- フリーマーケット参加
技術交流
- ワークショップ参加
- 上級技術の習得
- 他の参加者との交流
- 新しいアイデアの発見
- オンラインコミュニティ
- 技術的な質問や相談
- 作品の相互評価
- 材料情報の共有
まとめ
100均のアルファベット・ひらがな・カタカナモールドを使った推しキーホルダーやMBTIキーホルダー作りは、低コストで始められる魅力的な趣味です。基本的な技術から上級テクニックまで、段階的にスキルアップしていくことで、より満足度の高い作品を作ることができます。
成功のポイント:
- 丁寧な準備と材料選び
- 基本技術の確実な習得
- 失敗を恐れない実験精神
- コミュニティとの積極的な交流
安全への注意:
- 換気の徹底
- 保護具の着用
- 材料の適切な保管
- 廃棄物の正しい処理
この趣味を通じて、推し活がより楽しくなり、自分らしさを表現する新たな方法を見つけることができるでしょう。ぜひチャレンジして、世界に一つだけの特別なキーホルダーを作ってみてください。

