【ダイソー・セリア】100均カラーテープが変えた私の整理整頓人生 – セリアの110円商品から始まった色分け管理システムの2年間

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100均カラーテープが変えた私の整理整頓人生

2021年4月、当時29歳でフリーランスのWebデザイナーをしていた私は、自宅の作業環境の混乱に頭を悩ませていました。在宅ワークが本格化してから1年が経過し、仕事用の資料、クライアントごとのファイル、各種ケーブル類、文房具などが部屋中に散乱し、必要なものを探すだけで1日30分以上を無駄にしている状況でした。

特に困っていたのは、複数のクライアント案件を同時進行している際の資料管理で、A社の資料とB社の資料が混在し、重要な締切を見落としそうになることが頻発していました。整理整頓の重要性は理解していたものの、高価な収納グッズや専用ファイリングシステムを導入する予算的余裕はなく、「安価で効果的な解決方法はないか」と模索していました。

そんな時、近所のセリアで偶然見つけた色とりどりの「カラーテープ」が、その後2年間にわたって私の仕事環境と生活全体を劇的に改善し、整理整頓に対する考え方を根本から変え、最終的にはクライアントからの評価向上と収入アップにまで繋がる転機となることになりました。

最初はただの色付きテープとしか認識していませんでしたが、この110円の小さな商品が持つ「色分け管理」の可能性に気づいた瞬間から、私の生活は整然と整理され、仕事の効率は飛躍的に向上し、ストレスの大幅軽減を実現することができました。今振り返ると、セリアのカラーテープとの出会いは、私にとって「整理整頓下手な人間」から「システマティックに物事を管理できる人間」への成長のきっかけとなった人生の重要な転換点だったと確信しています。

100均カラーテープが変えた私の整理整頓人生
目次

作業環境の混乱が招いた深刻な問題

2021年3月末の時点で、私の自宅作業スペース(6畳の洋室)は完全に機能不全を起こしていました。新型コロナウイルスの影響で在宅ワークが常態化して以降、仕事の量は増加したものの、それに対応する環境整備を怠っていた結果でした。

机の上には、5つの異なるクライアント案件の資料が層を成すように積み重なっていました。化粧品会社のWebサイトリニューアル案件、地元レストランのメニューデザイン、個人事業主のロゴ制作、不動産会社のパンフレット作成、そして美容室のSNS用画像制作。それぞれ締切も要求も全く異なる案件でしたが、資料の区別がついておらず、しばしば間違った資料を見ながら作業を進めてしまうミスが発生していました。

最も深刻だったのは、3月下旬に起きた「重大なミス」でした。化粧品会社向けの高級感のあるデザイン案を、間違って地元レストランに提出してしまったのです。逆に、親しみやすいアットホームなデザインを化粧品会社に送ってしまい、両クライアントから「要求とは全く異なる提案」として指摘を受けました。幸い関係は修復できましたが、信頼回復のために無償での修正作業を余儀なくされ、約3日分の作業時間と収入を失いました。

ケーブル類の管理も深刻な問題でした。USB-C、Micro USB、Lightning、HDMIなど様々なケーブルが絡み合って一つの塊になっており、必要なケーブルを見つけるたびに全体をほどく必要がありました。外付けハードディスクも3台あるのですが、どれにどのクライアントのデータが保存されているか分からず、毎回全てを確認する非効率的な作業を繰り返していました。

文房具の管理も同様でした。ペン立てには様々なペンが混在していましたが、インクが切れているものと使用可能なものの区別がつかず、重要な手書きメモを取る際にインク切れのペンを掴んでしまい、慌てることが日常茶飯事でした。

この混乱した環境により、1日の作業時間のうち約20%が「探し物」と「間違い探し」に費やされていることを計算で確認しました。月収30万円程度だった当時の私にとって、月6万円分の時間を無駄にしている計算になり、これは見過ごせない損失でした。

さらに、整理整頓ができていないことによるストレスも深刻でした。集中して作業に取り組みたいのに、周囲の混乱が視界に入ることで気が散り、創作活動に必要な「心の余裕」を保てない状況が続いていました。

100均カラーテープが変えた私の整理整頓人生

セリアでの偶然の発見

2021年4月初旬のある日曜日、生活必需品の買い物でセリアを訪れた際、文房具コーナーで色鮮やかなテープが目に留まりました。「カラーテープ」という商品名で、幅15mmのテープが8色セット(赤、青、黄、緑、橙、紫、桃、白)で110円という価格でした。

最初は「カラフルなマスキングテープの類似品かな」程度の認識でしたが、パッケージを手に取って詳しく見ると、「整理整頓」「色分け管理」「剥がしやすい」などのキーワードが記載されていました。特に「オフィスでの書類管理に最適」という文言が目に留まり、「もしかしたら自分の問題を解決できるかもしれない」という直感が働きました。

110円という価格なら失敗してもリスクは小さいと判断し、とりあえず2セット購入することにしました。同時に、同じコーナーで「ラベルシール」「インデックスシール」なども発見し、合わせて購入しました。

帰宅後、早速カラーテープを開封して実物を確認しました。手触りはマスキングテープよりもやや厚みがあり、粘着力も適度で、貼り付け後も剥がしやすそうな材質でした。8色の色合いも、視認性が高く、区別しやすい組み合わせでした。

その日の夜、「色分け管理システム」の概念を具体化してみることにしました。まず、現在抱えている5つのクライアント案件を整理し、それぞれに色を割り当てることから始めました:

  • 化粧品会社:赤(高級感・情熱をイメージ)
  • 地元レストラン:橙(温かみ・食欲をイメージ)
  • 個人事業主:青(信頼・安定をイメージ)
  • 不動産会社:緑(安心・自然をイメージ)
  • 美容室:桃(女性らしさ・優雅さをイメージ)

残りの黄色は「緊急・重要」、紫は「個人用」、白は「共通・その他」として使用することにしました。

最初の色分けシステム導入

翌月曜日の朝から、カラーテープを使用した色分け管理システムの本格運用を開始しました。最初に取り組んだのは、机上の資料整理でした。

各クライアント案件の資料を物理的に分離し、それぞれをクリアファイルに収納しました。そして、各ファイルの背表紙に対応する色のカラーテープを貼り付けました。さらに、ファイル内のページにも同じ色のテープで小さなインデックスを作成し、どのページがどの案件に関連するかが一目で分かるようにしました。

次に、デジタルファイルの管理にも色分けシステムを適用しました。パソコンのフォルダアイコンを各クライアントの担当色に変更し、物理的な資料とデジタルデータの対応関係を視覚的に明確にしました。さらに、外付けハードディスクにも対応する色のテープを貼り、どのデバイスにどのクライアントのデータが保存されているかを明示しました。

ケーブル類の管理では、各ケーブルに用途別の色分けを適用しました。USB-C(データ転送用)は青、充電専用ケーブルは緑、HDMI(画面出力用)は赤といった具合です。ケーブルの両端近くにカラーテープを巻き付けることで、絡まった状態でも必要なケーブルを素早く識別できるようになりました。

文房具の管理では、機能別に色分けを行いました。赤いテープは「重要度高」のペン(常にインクが入っている保証済み)、青いテープは「下書き用」、黒いテープは「清書用」という具合です。ペン立ても色別に区画を作り、どこに何があるかを視覚的に把握できるようにしました。

導入初日から効果は明らかでした。それまで「どこに何があるか分からない」状態から、「赤いテープのものを探せばよい」という明確な指針ができたことで、探し物にかかる時間が劇的に短縮されました。特に、緊急の電話がかかってきて資料を確認する必要がある場面で、「○○会社の件でしたら赤いファイルです」とすぐに対応できる安心感は格別でした。

カラーテープ セリア

カラーテープを使用した色分けシステムを導入して1週間が経過した頃、初期の単純な色分けだけでは対応しきれない細かな問題が浮上してきました。そこで、より詳細で実用的なルールを策定することにしました。

まず、「色の濃淡」を活用した階層管理を導入しました。例えば、化粧品会社の案件(基本色:赤)の中でも、「企画書関連」は赤テープをそのまま使用し、「デザイン案関連」は赤テープを半分の幅に切って使用し、「修正指示関連」は赤テープの上に白テープを細く重ねて貼るという具合です。この方法により、同一クライアント内でも作業フェーズや資料の種類を細分化できるようになりました。

次に、「時間軸管理」も色分けシステムに組み込みました。各案件の締切までの期間に応じて、テープの貼り方を変える方法を考案しました。締切まで1週間以内の緊急案件は、担当色のテープの上に黄色テープで「×」印を作成する。締切まで2週間以内は黄色テープで「△」印、それ以上余裕がある場合は印なし、という具合です。この方法により、机上を見渡すだけで「今日最優先で取り組むべき案件」が瞬時に判別できるようになりました。

デジタル環境でも、物理的な色分けシステムとの整合性を保つため、より詳細なルールを設定しました。メールソフトでは、各クライアントからのメールを自動的に色分けされたフォルダに振り分ける設定を行いました。さらに、返信の緊急度に応じてメールの件名に色名を括弧で追加する運用ルール(例:【赤・緊急】デザイン案の修正について)も導入しました。

スケジュール管理にも色分けシステムを適用しました。手帳の予定欄では、各クライアントとの打ち合わせや作業予定を担当色のペンで記入し、個人的な予定は紫色のペンで記入するというルールを確立しました。また、デジタルカレンダー(Googleカレンダー)でも同様の色分けを適用し、スマートフォンでスケジュールを確認する際も一目で内容が把握できるようにしました。

この詳細なシステム運用により、さらなる効率化が実現されました。特に効果的だったのは「視覚的判断速度の向上」でした。以前は資料を手に取って内容を確認する必要があったものが、色を見るだけで80%以上の情報を把握できるようになりました。例えば、クライアントから電話がかかってきた際、「赤い資料を探してください」と言うだけで、家族にも協力してもらえるようになりました。

カラーテープ daiso

家族への波及効果と共有システムの構築

カラーテープによる色分け管理システムの効果を実感していた2021年6月頃、同居している夫(32歳・会社員)から「俺の書類整理にも使わせてもらえないか?」という相談を受けました。夫は几帳面な性格でしたが、会社関連の書類と個人的な書類の管理に悩んでいたようでした。

そこで、家庭全体で統一された色分けルールを策定することにしました。個人別の担当色を設定し、私が「暖色系」(赤・橙・黄・桃)、夫が「寒色系」(青・緑・紫・白)を使用するという大枠を決めました。共通で使用するもの(光熱費の書類、家電の取扱説明書、医療関連書類など)は、両方の色を組み合わせて使用することにしました。

夫の書類整理では、以下のような色分けを適用しました:

  • 会社関係:青
  • 資格・研修関連:緑
  • 保険・年金:紫
  • その他個人書類:白
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また、共有スペースである玄関、リビング、キッチンでも色分けシステムを導入しました。玄関では、私の外出用バッグには暖色系のテープ、夫の外出用バッグには寒色系のテープを目印として貼り付けました。キッチンでは、私専用の調理器具に暖色系、夫専用の弁当用品に寒色系のテープを貼り、共用のものは両方の色を使用しました。

この家族共有システムの導入により、予想以上の効果が得られました。最も大きな変化は「探し物による夫婦喧嘩の激減」でした。以前は「俺の書類どこにあるか知らない?」「私の○○見なかった?」という会話が日常茶飯事で、時にはお互いにイライラしてしまうこともありました。しかし、色分けシステム導入後は「青いファイルの中」「赤いテープが貼ってある箱」という具体的な指示ができるようになり、コミュニケーションがスムーズになりました。

さらに、夫の仕事効率も向上したようで、「家でも仕事の資料整理が楽になった。会社でも同じシステムを導入しようと思う」と言ってくれました。実際に、夫の勤務先でも部署内で簡単な色分け管理システムが導入され、業務効率化に貢献したという報告を受けました。

7月には、夫の実家を訪問した際に義母から「あなたたちの整理整頓システムを教えて」と相談を受けました。義母は当時65歳で、加齢とともに物の置き場所を忘れやすくなることを心配していました。そこで、シンプルで分かりやすい色分けシステムを提案し、実際に義実家でも導入のお手伝いをしました。

義実家では、より大判のカラーテープ(幅30mm)を使用し、視認性を高めました。また、文字も併記して、色と文字の両方で判別できるようにしました。3ヶ月後に再訪した際、義母から「おかげで探し物の時間が減って、気持ちにゆとりができた」という感謝の言葉をいただき、システムの汎用性を確信しました。

カラーテープ 100yen

クライアント対応での活用と信頼度向上

2021年8月頃から、カラーテープによる色分け管理システムを、クライアントとの打ち合わせや提案の場面でも積極的に活用するようになりました。最初のきっかけは、化粧品会社のマーケティング担当者から「いつも資料がきれいに整理されていますね。どうやって管理されているんですか?」と質問されたことでした。

そこで、自分の管理システムについて説明すると、担当者は非常に興味を示し、「我が社でも参考にさせていただきたい」という反応でした。この経験から、クライアント向けの資料作成にも色分けシステムを適用することにしました。

提案書や企画書では、各セクション(企画概要、デザイン案、スケジュール、予算など)を異なる色で統一し、資料全体の構造を視覚的に分かりやすくしました。また、修正履歴や進捗状況も色分けで表現し、クライアントが現在の状況を一目で把握できるよう工夫しました。

特に効果的だったのは、複数案を提案する際の色分けでした。デザイン案A、B、Cをそれぞれ赤、青、緑で統一し、関連する資料(コンセプト説明、参考画像、実装方法など)も同じ色で整理しました。クライアントからの「案Bの詳細について」という質問に対して、「青色の資料をご覧ください」と即座に案内できるスムーズさは、プロフェッショナルな印象を与えることができました。

この取り組みの結果、2021年9月以降、複数のクライアントから「資料が分かりやすく、打ち合わせが効率的」という評価をいただくようになりました。特に、不動産会社のプロジェクトマネージャーからは「これまで様々なデザイナーと仕事をしてきたが、これほど整理された資料を提供してくれる人はいない」という高い評価をいただきました。

10月には、地元の商工会議所主催のセミナーで「フリーランスの資料管理術」というテーマで講演する機会をいただきました。参加者は約30名の個人事業主やフリーランサーでしたが、カラーテープを使った色分け管理システムの紹介に対して非常に好反応で、セミナー後に多くの質問や相談を受けました。

この講演がきっかけで、「資料管理コンサルティング」という新しい収入源も生まれました。月に1〜2件程度ですが、他のフリーランサーや小規模事業主から「資料管理システムの構築支援」を依頼されるようになりました。1件あたり2〜3時間のコンサルティングで15,000円〜20,000円という報酬をいただけるようになり、メインのデザイン業務以外での収入が月3〜4万円程度発生するようになりました。

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